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ニッポンのIT その未来 (1)

このエントリーのカテゴリ : ITビジネス動向

ニッポンのIT その未来ニッポンのIT その未来
(2010/07/10)
浜口 友一

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元NTTデータの社長の浜口友一さんの著書です。
ITを通じて変革をもたらす仕事を行ってきた著者の思いと、欧米の経営者が想像するITがもたらす変革が書かれていました。

プロローグ
・『イノベーションのジレンマ』
 キンドルがもたらした「破壊的イノベーション」は、ユーザに"情報を得る"行動にスピードを与えるだけではなく、
 地元の広告を収入源としていた地元新聞社に対して、ネット全体の広告モデルに対抗できるような課金モデルでの勝負を仕掛けている。

・電気自動車がもたらすインパクト
 自動車はエンジンと変速機に高い参入障壁があったが、電気自動車になるとコモディティ化されるかもしれない。
 IT同様、ホストからオープン化が進んだようにローエンド商品に変わっていく可能性がある。
 ユーザとしては嬉しいが、自動車産業におんぶにだっこの日本は大丈夫かな、と心配になる。

・モノではなくサービス
 部品や高機能な製品を創るだけではなく、それを使ってどんなサービスを提供するか、がポイント。
 よく言われるジャパネットたかたの商法に似ているかも。
 ジャパネットでは、商品そのものではなく、その商品を使った生活がいかに魅力的化をセールスしているからウケテいるとのこと。

クラウド・コンピューティングのインパクト
・集中→分散→集中
 ホストからオープン化が進み、また集中型のクラウドに戻ってきている。
 PCの高性能化に伴い、個人まで所有するようになったが、変化のスピードが速くなった昨今、
 分散化していると変更コストが高く、また管理コストが高いため変革のための投資がしにくくなった。
 その解決方法としてクラウド・コンピューティングに注目が集まっている。

・中小企業にメリット
 オンプレミスだと、大きなIT投資が可能な大企業が高性能なシステム基盤を構築して差別化要素になっていたが、
 クラウドはGoogleとか、最高レベルのシステム基盤を安価に手に入れることができる。
 大規模システムを持っている場合、初期投資分の減価償却と維持するための運用コストが逆に足かせになるかもしれない。

・ベンチャーの武器
 構想してからクライアントに提供するまでの時間が非常に短い。
 初期投資が小さく、スピードも速いのでネットでのスタートアップがやりやすい。
 ユーザ増加に対する対応スピード、コストも圧倒的に速く安くできる。
 パッケージソフトは長期間かけて商品戦略を練って開発期間・工数を掛けて参入障壁にしてきたが、
 クラウドの場合は参入の時期はそれほど差別化要素にならない可能性がある。

・ミッションクリティカルには?
 1. シンプル&非ミッションクリティカル(Webなど)は当然クラウドが有効
 2. シンプル&ミッションクリティカル(決済など)は大手ITサービス企業の主戦場
 3. インテリジェント&ミッションクリティカル(高度な計算が必要なシステム)はITとしてはあまりもうからない
 2.のSIで多い領域は現時点でクラウドにはなっていないが、そのうちクラウド採用が進むかも。

欧州企業のIT戦略
すべてを自前で用意するのではなく、他社のサービスをうまく使う
・企業はITで何を手にしたのか(欧州企業の経営者)
 1. 自社とカスタマーのインタフェース(航空会社)
  バックオフィス系よりユーザ側のIT投資が増えている。
  複雑な予約(業務)をユーザが行うようになった。
  ホテルやレンタカーなど付帯商品の購入も自社システムを通すようになった。(ビジネス拡大)

 2. 外部連携会社との自動連携(リース会社)
  銀行とのやりとりが紙から電子になり手続き期間が圧縮され、販売機会の損失が少なくなった。
  手続きが面倒だから避けていた顧客が増え、手続きが複雑だから引き受けなかった仕事ができるようになった。
  ただし、標準化してIT連携したので他社も追随しやすく、優位性の寿命は短い。

 3. 中抜きが進む
  航空会社やホテルが直接顧客に提供できるため、ブローカー的な価値(旅行会社など)は生き残れないかも。
  (専門知識もヘビーユーザの方が高かったりするし)

・サービス指向(巷に言われるSOAとはちと違う)
 日本では複雑な業務プロセス(暗黙知が多い、地方ごとに業務が違うなど)でサービスの差別化を実現していた。
 そのままシステムに落とし込んでいるのでシステムも複雑。
 欧米のように、自社の強みではない部分は標準化し、他と連携して持たないようにするべき(クラウドのように利用?)
 かつての航空会社のように、予約システム自体が差別化要素になっていた時代とは変わってきている。

・IT予算は減っていない
 欧州では、インフラや効率化部分でコストは減っても、戦略的投資に掛けている。
 (若干SI会社の立場上のコメントっぽいので微妙だが)

・インターネット・オブ・サービシーズ(SOA2.0、と呼ぶのは恥ずかしい)
 これまでのSOAが企業内のバックオフィス連携だとすると、本当にSOAが効果を発揮するのは外部のサービスと連携する時だ、と。
 カートはAmazon、決済はVISA、配送はヤマト、など他社のコンポーネントを利用し、自社部分は極力持たない。
 (楽天とかが近いのでは?)

・ローコストではなくスマートを目指す欧州
 オラクルはM&Aでソフトウェアのラインナップを揃えたが、企業間で連携できることの方がスマート。
 米国のIT企業は単一的でスケールメリットが利くことを好む。(合理主義だからね。)

長くなったので続きはまた。。。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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IT関係で10年働いたのでそろそろ独立したいと考えているけどなかなか一歩が踏み出しきれないありきたりなプログラマ

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